
ブルー・スエード・シューズ
ロックの黎明期のこと。 エルヴィスは「あんたが何をしたって構わない。 だけど俺のBlue Suede Shoesは踏まないでくれ」と歌った。 この曲がロックンロールとは何かをすべて表現している。
誰もが見たことも聴いたこともない、その過激さゆえに、悪魔か殺人鬼のように世間から袋叩きにされたアメリカ南部メンフィスの貧しい青年エルヴィス・プレスリー。 当時のライバルで優等生のイメ-ジのパットブーンが白で固めたコスチュームに対峙して歌った「ブルー・スエード・シューズ」。 カール・パーキンス のオリジナルだが、当時のエルヴィスの状況を映し出した曲として、エルヴィス・プレスリーのシンボリックな曲として扱われている。
カール・パーキンスのオリジナルもカッコいいが、それとは違いエルヴィス・プレスリーは最初からたたみかけるように一気に突っ走る。ワイルドだ。ロック魂がストレートに伝わってくる名曲だ。
ロック魂とは、つぶれそうになりながらも、あるいは潰されそうになりながらも、泣きたい、降参したい、それでも自分の道を貫き通そうとする。追い込まれてもがむしゃらにやる、カッコ悪さではないだろうか?
カッコ悪いというのも、第三者に言わせればの話で、実はそう言う本人にやり通す自信がないだけのこと。 つまりコンプレックスの裏返しでしかない。ロック魂とはこの裏返ってハスに構えた状態ではなく,もっとストレートでがむしゃらで変化を恐れないことだ。
リアルタイムで聴いていない。この曲を聴いたのは、エルヴィスの人気が下降していた時だった。特に日本での扱いは厳しくビートルズに押されていた。
エルヴィスは2回録音していて、1度はデビュー直後、もう一度は除隊後で映画「G.I.ブルース」のサントラでそれぞれ趣きが違う。ここで取り上げたのは、1956年メジャー・デビュー直後の「ブルー・スエード・シューズ」だ。
♪ well you can do anything but lay off my blue suede shoes♪
BueSuede Shoesという曲は、ロック魂そのものだ。

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