2014年8月31日日曜日

Blue Moon/ブルームーン



Blue Moon/ブルームーン

Blue Moon you saw me standing alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own

Blue Moon you know just what I was there for
You heard me saying a prayer for
Someone I really could care for

And then there suddenly appeared before me
The only one my arms would hold
I heard somebody whisper please adore me
And when I looked to the Moon had turned to gold

Blue Moon now I'm no longer alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own




ブルームーン
ボクがひとりたたずんで居るところを見ていたんだろう?
ボクの心には希望もなく
自分への愛さえもない

ブルームーン
ボクは何のために生きて来たのか
ボクの祈りを聞いただろう?
僕は誰かの為に生きれるのか?

そして突如目の前に現れた
ただひとりの、ボクの腕の中の愛すべき人
誰か 聞いておくれ 頼むよ ボクは彼女にふさわしいかい?
空を見上げると黄金の月があった

ブルームーン
いまは、長い間孤独だったボクではない
夢もなく 

自分を愛する心もないけれど





フランク・シナトラをはじめ、ジャズ、ポップスのそうそうたるアーティストが歌っていると名曲。歌詞が分かると歌いたくなるのも頷けます。

この時、エルヴィス・プレスリーはまだ20歳。
月を行くラクダの足音のようなポコポコがご愛嬌。
アメリカ南部(テネシー州)でゴスペルとカントリーを聴いて育ったエルヴィスは「ジャズは苦手」と語っています。
それでもバックコーラスとの掛け合いは哀愁たっぷりに曲の孤独感を表現してさすが。

ひと月に満月が二度輝く時、二回目の満月のことをブルームーンというそうですが、それは間違いという説もあります。こちら

エルヴィスには、この<Blue Moon/ブルームーン>の他に<When My Blue Moon Turns To Gold Again/ブルームーンがまた輝けば>という曲があります。こちらは軽快なカントリーナンバー。聴き比べると違うエルヴィスが楽しめます。


ブルームーンがまた輝けば(68年)

ブルームーンがまた輝けば(56年)